2024年12月3日

オムツについて(オムツフィッターの役割)

三河青い鳥医療療育センター オムツフィッター

皆さんはご家族のオムツを購入する際、『どれを買ったらいいのかなぁ?』『サイズこれでいいのかな!?大は小を兼ねるっていうから大きいオムツにしたらいいのかなぁ』『よく服ぬらしちゃうな。オムツのパットいっぱい使ったら服まで濡れないかなぁ?』など悩むことはありませんか?

また、このような経験もありませんか?誰かに「Mサイズのオムツ買ってきて」と依頼されたとします。でもお店に行くと様々なメーカーがあり、微妙に大きさが異なり、様々な尿吸収量があり何を基準に購入したらいいか悩まれるでしょう。また、排泄のことって、おおっぴらに誰かに聞くのはためらわれますよね。それにオムツには、テープタイプとパンツタイプでは基準として計測している場所が異なるのでMサイズのオムツだけでは何を購入したらよいかわかりませんよね。

そんな時はぜひ利用者さんの担当職員又はオムツフィッターにご相談ください。担当職員はわかるけど…、「え‼オムツフィッターって何?」と思われた方もいらっしゃるはず。

オムツフィッターとは、医療、住環境、食事などをいろいろな視点から排泄の困りごとをアドバイスする人で、「このオムツいいですよー。と」販売している人ではありません。オムツフィッター自身もオムツでの排泄を経験し、そこで感じた良かったこと不快だったことなどの実体験も生かしてアドバイスをするように心がけています。

この三河青い鳥医療療育センターにも、日々ケアで関わらせていただいている、看護職や福祉職など身近な職員が、オムツフィッターの資格を取得しています。

当センターでのオムツフィッターの役割は、利用者さんお一人お一人に合ったサイズや当て方、おむつの交換のタイミングなど一人一人の排尿リズムを確認し、利用者さんの担当者とともに検討させていただいていることが多く、現在は各病棟に数名ずつ配置されています。

オムツの当て方ひとつで尿漏れを繰り返す、筋緊張を誘発する、皮膚刺激が強く皮膚トラブルにつながる、骨折につながる、姿勢が崩れる、意欲低下、食欲低下など悪循環につながることがあり、快適な生活を送っていただくためにも、オムツフィッターはセンターに在籍しています。排泄に対する困りごとがありましたらお近くの職員に声を掛けてください。快適な生活を送っていただけるよう一緒に考えていきましょう。

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