虐待は決してあってはならないことであり、障害福祉施設においても、障害者虐待防止の取り組みが求められています。
このたび、当センターにおきましても以下の計画を策定しました。
これまで以上に、センター職員全員で虐待のない療育環境の構築に努めてまいります。
虐待防止改善計画
(1)職員教育
・虐待に関する職員の知識・意識レベル、施設のコンプライアンス意識、利用者の権利擁護意識を上げるため、職員教育の充実を図ります。【全職員が年1回以上いずれかの研修に参加できるよう計画的に実施】
・虐待行為(疑いを含む)、標準から逸脱した行為を目撃した際に取るべき行動を明確にするため、虐待防止に関するポスターを職員向け掲示板に掲示するなど職員啓発の取り組みを行います。【速やかに取り組み、継続実施】
(2)虐待行為を防止する仕組みづくり
・職員が判断に迷ったときの対処方法を明確にするため、虐待防止・身体拘束適正化委員会において、各病棟で事案検討した内容の情報共有、職員が判断に迷う事例の検討をし、委員会での検討内容は全職員に回覧します。【速やかに取り組み、継続実施】
・方針決定の方法について改良するため、カンファレンスの実施方法を見直し、具体的に支援方針・方法を決め、職員間で支援に差が出ないようにします。【速やかに取り組み、継続実施】
・支援の標準化を図るため、個別支援計画の中に具体的な対応方法についても明記します。【各利用者の次の作成時に】
・標準的な支援を逸脱する行為について、虐待に限らず広くインシデントレポートの例による報告提出を徹底の上、なぜ起こったのか背景を整理し、職員へフィードバックします。【令和6年3月までに報告提出の仕組みを創設】
・虐待行為(疑いを含む)、標準から逸脱した行為を目撃した際に取るべき行動を明確にするため、虐待(疑いを含む)を目撃した際の通報の仕組みについて、フロー図を作成し、職員に周知徹底を図ります。【令和6年1月までに実施】
(3)開かれた施設・職場環境づくり【速やかに取り組み、継続実施】
・利用者の支援について外部との接触を積極的に行います。
・職員のコミュニケーション能力(聞く・話す)を高め、開かれた組織づくりをするため、挨拶など接遇面についても研修を充実させ、また、令和4年度実施の接遇マナー評価(他者評価)を継続実施するなどし、明るい雰囲気となるように全職員に働きかけます。
・開かれた組織づくりをするため、ボランティア募集やみかわ青い鳥まつり、外出療育などの行事を通し、地域との関わりをさらに進めます。