先天的に発達が遅れている方や後天的になんらかの病気、事故で18歳までに心身に障害が生じた方々が対象となります。
青い鳥では3種類のリハビリテーションを実施しています。
肢体不自由児と重症心身障害児・者のための病院・福祉施設です
先天的に発達が遅れている方や後天的になんらかの病気、事故で18歳までに心身に障害が生じた方々が対象となります。
青い鳥では3種類のリハビリテーションを実施しています。
何らかの原因により、寝返り、おすわり、立位、歩行といった粗大運動の発達が遅れているお子様に対し、それらの運動を獲得できるように支援します。上田法や一般的発達促進訓練を実施します。また、姿勢や呼吸に問題を抱えるお子様に対しては、それらの機能改善を目指すのに加え、安楽に生活できるようなポジショニングやリラクセーションの指導、および装具・補助具の提案なども行います。
当センターでは、0歳のお子様から18歳を過ぎた方でも継続的に理学療法を実施しています。それぞれのライフステージに基づく多様なニーズを解決するために、患者様一人ひとりに合わせた理学療法プログラム計画していきます。また、プログラムをご家庭でも実践していただきながら、お子様の発達を支援します。理学療法の最大の目的は、ご本人及びご家族のQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させることです。
家庭でのプログラムにより、ご本人やご家族の負担が増しQOLが低下してしまわないよう、無理のないプログラムを提案するように努めます。
上田法療法は、脳性麻痺や成人の脳血管障害後遺症などによる、筋の過緊張を軽減する効果があります。また、筋の過緊張を軽減することで、さまざまな運動機能の改善を図り、クライエント(障害のあるお子様や患者様、そのご家族)のニーズに応えることを目標としています。過度の筋緊張の亢進による全身の痛みや呼吸障害など、一般的な理学療法では改善を図ることが難しいケースでも、効果を期待することができます。
在宅で生活をされている方が対象です。発達の遅れのある方及び病気やけがで体に不自由のある方に対して、粗大運動の発達を促すことを目的に行います。また、姿勢の改善や移動手段の獲得、体の変形や拘縮(こうしゅく)の予防・改善、呼吸機能の改善を目的としたリハビリテーションに対応しています。
・外来理学療法は、完全予約制です。
・1回の理学療法は、原則40分です。
・理学療法の頻度は、お子様の状態によって異なります。
整形外科的手術後のお子様や、集中的に介入することで機能の改善が見込まれるお子様に対しては、病棟へ単独入所していただき集中的理学療法を行います。
お子様とのかかわりを集中的に学んでいただくために、親御さんとお子様が一緒に親子棟へ入所していただき、集中的理学療法を行います。
当センターの医療型児童発達支援センターを利用されているお子様に対しては、週に1回理学療法を実施しています。遊び(主活動など)を通じて、姿勢保持や動作の学習を支援します。
また、活動に参加しやすいような環境を調整します。
一部の特別支援学校とは、「連絡ノート」を用いたり、「合同カンファレンス」を行ったりして、家庭・学校・医療間で、お子様の情報共有を試みています。
私たちは、漫然としたリハビリを行うのではなく、日々の臨床の疑問を解決すべく、臨床研究にも力を入れています。
人が生活をしていく中で関わる全ての諸活動(例:日常生活活動、遊び、コミュニケーション、学業、労働、趣味、創造活動、休息など)のことを指します。
対象
様々な発達期の問題により、生活のしにくさを抱えている方々を対象にします。
目的
遊び、日常生活動作、学習、コミュニケーション、仕事、余暇活動、休息といった日常の生活行為がうまく行えることを目的にします。
具体的な支援内容
各ライフステージに合った作業療法の展開を目指します。
そして、以下の3点に着目して支援を行います。
① 対象者様に対する支援
・寝返り、座位姿勢など粗大的な運動機能
・自転車や縄跳びなどの応用的な運動機能
・握る、つまむなどの手先の細かな運動機能
・ハサミや鉛筆などの物品操作機能
・噛む、飲み込むなどの摂食嚥下機能
・感覚の過敏さや鈍感さの軽減など、感覚の処理能力
・注意力や記憶力などの認知機能
・食事動作、更衣動作、排泄動作などの日常生活動作
・読み、書き、計算などの学習基礎能力
・ルールや順番などの心理社会性
・コミュニケーション能力
上記の発達を促しながら支援をしていきます。
② 物理的な環境への支援
さまざまな環境からの刺激を整理することや、道具を工夫することで、お子様の遊びや学習などを支援します。
③ 人的な環境への支援
周囲の人の言葉かけの方法や接し方などを工夫することで、お子様が過ごしやすくなるように支援します。
入所部門、外来部門、発達支援センター部門の3部門へ支援を行います。1回の作業療法は原則40分で、完全予約制です。また、必要に応じて地域(保育園・幼稚園・学校など)との連携を実施していきます。
主に就学前のお子様のコミュニケーションや発音などの問題に対して、医師からの依頼により、検査や言語療法リハビリを実施しています。保護者からの相談や所属の園等との支援・連携も行います。
【検査】
・言語検査:ことばの発達段階、状況を調べます。
・構音検査・発声発語機能検査:発音の状態や音の違いを聞き分ける力や発声の力、口腔内の機能を調べます。
【言語療法】
★コミュニケーション支援
コミュニケーションの問題を抱えるお子様に対し、それぞれのお子様に合ったリハビリを個別で行っています。
人との関わりの中から楽しさを共有することや、言葉が話せるお子様でも一方的なコミュニケーションになってしまう場合は、双方向性のコミュニケーションを目指します。
・言語獲得期のお子様に対しては、共通場面での言語的やりとりや相手と一緒に場面を作っていくこと、相手の意図に気づき合わせる力を育てていきます。
・語用期のお子様には、簡単なルールに沿うこと、自分の気持ちを主張しつつ場面に応じたり相手に合わせたりしながら、周りと折り合いをつけていく社会性を育てていきます。
★構音指導:
何らかの原因により、うまく発音できないお子様に対し、発音の仕方や音の違いを聞き分ける練習を行います。多くのお子様は、自分の発音の誤りに気づかない場合があります。そのため、しっかり自分が発する音を認識してもらいながら、正しい発音動作を学習していきます。
三次元動作解析室では、世界最高水準の性能を誇る三次元動作解析装置を用いて、唯一東海地区の医療療育センターで、安全かつ高度な歩行分析の検査を行っています。
動作解析専任の理学療法士、整形外科医、小児科医がチームを組み、歩行に障害のある、お子様~大人の方の歩行機能を客観的に数値化して、質の高い医療を提供しております。また、手術方法の決定、治療対策、治療効果、歩容の変化のデータを、より正確に提供できるよう、定期カンファレンスを行っています。
歩行分析の解析結果は、レポートをお渡しして、ご家族やご本人へ説明を行い、気軽に専門家に相談できる時間を設けています。お渡ししたレポートは、その他の医療機関への情報提供書としても活用していただけます。
三次元動作解析の対象となる方
・特に疾患制限や年齢制限は設けておりません。小児~大人まで幅広く対応をしています。
・歩行分析に関しては、原則歩行可能な方が対象となります。歩行の状態や病状に適した無理のない検査を受けられるよう努力しております。
三次元動作解析室で可能な検査
・歩行分析:歩行中の関節の動きを検査します。
・力学的検査:歩行中の関節まわりのパワーを検査します。
・筋電図検査:歩行中や立位保持中の筋肉の活動を検査します。
・平衡機能検査:立位時のバランス機能を検査します。
三次元動作解析室で行うその他の検査
・身長・体重および体組成を測定します。
・簡単な運動機能の検査を実施します。
・簡単な歩行と運動に関するアンケートを実施します。
三次元動作解析の検査を受けるには
・三次元動作解析室の検査は完全予約制となっております。
・検査を受けるには、当センターの整形外科もしくは小児科の受診が必要となります。
・医療機関からの紹介状をお持ちの方は、診察日に受付窓口へお渡しください。
研究活動
大学と共同研究を行い臨床研究にも力をいれ、将来の医学の発展に貢献できるよう努めています。また、企業と大学と連携をして歩行支援機器の開発にも力を入れています。
健診事業
岡崎市内の指定された地域の小学校の子ども達に対し、名古屋大学医学部保健学科と連携をとり、歩行に関する運動器健診を行い地域医療に貢献をしています。
研修生の受け入れ
三次元動作解析室では、医療系大学院生を研修生として受け入れ、三次元動作解析装置の使用方法や、データ測定、歩行分析の診療に関することなどの研修を実施しています。三次元動作解析室の研修生に興味のある方は、三次元動作解析室宛てにご連絡ください。理学療法士・大学院生問いません(受け入れには所属長・指導教員の許可が必要です)。
再診予約受付:火・水・金(11:00~15:00)
お問い合わせ:平日(8:45~17:00)