診療科目

整形外科整形外科

主に麻痺性疾患に生じる骨関節の問題に取り組んでいます。股関節脱臼や下肢関節の変形に対してギプス療法や装具療法で対処困難な場合、手術療法も行います。
治療方針はリハビリスタッフと連携をとりつつ決定しています。ボツリヌス注射療法も行っています。 麻痺性疾患以外の骨関節疾患も取り組んでいます。

小児科小児科

小児科では発達の遅れのあるお子さんに関してリハビリテーション部門とも協力して発達を評価し、原因疾患を究明し、発達相談を行っています。
また、障がいのある方によくみられる、てんかん、筋緊張の異常、嚥下障害の診断、治療も行っています。嚥下機能に関しては、ビデオ嚥下造影(VF)、胸部CTによって摂食嚥下機能を総合的に評価、対処法を協議します。

【心理相談】
発達の遅れ、自閉症スペクトラム、ADHDなどの発達障がいのお子さんとそのご家族の方を対象に、各科からの依頼により、心理検査や心理療法を実施しています。
「気に入らないことがあると泣きやまなくて・・・」「友達を叩いてしまう。何度注意してもまたやってしまう・・・」「漢字が書けない、計算ができない・・・」お子さんによって心配事は様々ですが、一人ひとりの発達に沿った対応について一緒に考えていきます。

リハビリテーション部門リハビリテーション部門

整形外科、小児科の医師が中心となり、子どもの全般的な発達状況や問題点を評価し、必要かつ適切なリハビリテーションを処方します。
リハビリテーション専門職の視点から、身体に合った車いす、坐位保持装置、装具のアドバイス等を行います。また、保護者に対する療育上のアドバイスも行っています。これらにより子どもの社会参加や成長・発達を促す援助をしていきます。

精神科精神科

主に発達障碍のお子さんとの関わりにおいて、ご本人の特性に応じた療育的なアドバイスをしています。
必要に応じて、言語療法・作業療法などのリハビリテーションや、心理的問題に対する心理療法を行う他、日常生活に支障をきたしてしまうような精神科的問題に対する薬物療法なども行っています。
完全予約制で外来診療をしており、リラックスできる環境づくりにも気配りや工夫をしています。

歯科歯科

入所・通所児以外に岡崎市内・外の障害者施設または在宅の患者さんの歯科診療を受け入れています。そのため自閉症スペクトラム症、脳性麻痺、知的能力障害、重症心身障害などのいろいろな障害のある患者さんが受診されています。

健常な大人でもなかなか苦手な歯科診療ですが、患者さんの障害の種類、発達レベル程度、生活環境、親子関係などを十分に考慮し専門的に行っています。中には過去の経験により歯科治療に恐怖感を強く持ち、一般歯科医院では診療困難な患者さんも多く来所されますが、「患者さんはゆっくりながらも常に発達成長している」を基本に行動変容療法に基づく治療トレーニングを行い可能な限り無理のない診療に努めています。障害者の歯科治療は、う蝕の程度が進行するほど困難になるため、歯みがき指導などの口腔ケアに重点を置き、歯科治療が終了後も4~5か月ごとの定期検診を推奨し、う蝕や歯肉炎、歯周炎の早期発見、早期治療を行い患者さんのQOLの向上を目指しています。

耳鼻咽喉科耳鼻咽喉科

耳・鼻・咽喉頭など詳細な部分の診察を行うには、体の固定をしっかりしなければならない場合もあり、患者さま・ご家族の方には負担をおかけしますが、できる限り障がい児・者の方々が安心して受診していただけるよう対応しています。
自閉症やダウン症、重複障がい児の方が難聴を合併する場合は聴力精査および聴覚管理を行っております。
また、鼻咽腔ファイバー、気管支ファイバーを使用し、気管切開後の管理や、嚥下障がいの方には、鼻咽腔、喉頭の観察、嚥下内視鏡検査などを行っています。

泌尿器科泌尿器科

排尿障がいを中心に保存的な治療を主に行っています。二分脊椎による神経因性膀胱は間欠的自己導尿を指導しています。

皮膚科皮膚科

幅広い皮膚疾患のプライマリーケアを中心に外来診療を行っています。

内科内科

障害のある方の、特に心臓関係の合併症について診断・評価をしています。

眼科眼科

視力検査がうまく出来なかったり、眼科の診察が困難なお子さんの検査を行っています。特殊な視力票や検査機器を使って、すぐに治療が必要なのか、成長を見守ってよいのかの判断をします。

外科外科

障がいをお持ちの方の栄養や呼吸などでお困りの問題に対する相談に応じています。また、胃瘻や気管切開などの医療的ケアの管理についても行っています。さらに、臍ヘルニアや鼠径ヘルニアなどの小児外科疾患についても診察しています。

  • 愛知県青い鳥医療療育センター
  • 愛知県済生会リハビリテーション病院
  • 社会福祉法人 恩賜財団 済生会