2024年4月5日

当センターの三次元歩行分析って何?

伊藤 忠 三次元動作解析室

当センターを利用している患者さんご本人や保護者の皆様の中には、歩行分析っていったいどんなことをするのか気になっていらっしゃる方々も見えるかと思います。
簡単に言ってしまえば、3D映画を撮影するカメラで、歩いている様子をチェックする検査になります。
当センターでは、2016年4月より私が専門のスタッフとして、三次元歩行分析の検査を担っています。
この検査で分かることは、現在の歩き方がどのような状態かを知ることが可能になります。また、歩いている時の各関節のどの動きに問題があるか、どの動きが正常なのかを判別することが可能です。歩き方をチェックすることで、適切な整形外科治療や内服治療、リハビリテーションの一助になります。

歩行分析って怖いの?痛い?

歩行分析は、反射マーカーという小さなボールを脚に貼付して歩くだけの簡単な検査です。特に怖いことはありませんので、安心して検査を受けてください。反射マーカーを剥がすときに、バンドエイドを剥がす程度の刺激はありますが、注射をするときのような痛みはありません。

歩行分析は時間が掛かるの?

検査を受ける患者さんの状態によって、多少変わりますが歩行のみの検査であれば45分程度で終わります。身体能力の確認や、装具歩行と裸足歩行の2パターンでの検査、全身に反射マーカーを貼付する場合は、1時間~2時間程度の時間が必要になることもあります。

歩行分析の結果を知ることは出来ますか?

検査をした日から2週間以降に主治医の外来診察の予約をすることで、この検査の結果についてお話を致します。十分な時間をとり、分かりやすくお話ししますので、お気軽にご予約してください。

歩行分析の検査の流れ

歩行分析の検査の流れ

  • 愛知県青い鳥医療療育センター
  • 愛知県済生会リハビリテーション病院
  • 社会福祉法人 恩賜財団 済生会